アスファルトシングルの屋根塗装って必要?メンテナンス方法と注意点の件(後編)
- 屋根リフォーム工事
前回、屋根塗装の必要性を屋根材別に解説後、
「アスファルトシングルの塗装は必要?」かどうか等をブログで書きました。
そちらをチェックして頂いてからご覧いただけると分かりやすいかと思います。
↓こちらの(前編)をご覧ください
屋根塗装の必要性を屋根材別に解説!アスファルトシングルの塗装って必要?な件(前編)
こんにちは!『名古屋市の外壁塗装専門店』
東海工芸 目加田です。
今回は後編として【もしアスファルトシングルを塗装する場合の注意点】から
書いていきたいと思います。
もしアスファルトシングルを塗装する場合の注意点
前編にも記載したように、アスファルトシングルは、基本的に塗装は行わなくてもいい屋根材であると弊社は考えております。
ただし、様々な理由(前編に記載)で塗装を行いたいお客様もいるでしょう。
もし、塗装を行うとなった場合は下記のことに注意して塗装工事を行わなければいけません。
①水性の塗料で塗装する
塗装を行う場合、スレート屋根などと同じように、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが基本です。ただし、水性塗料で塗装しなければなりません。油性塗料(溶剤系塗料)で施工してしまうと、原料であるアスファルトが溶けてしまう可能性があるからです。下塗りの段階から水性塗料を使用しましょう。
②艶がない塗料(艶消し)で施工する
スレート屋根もコンクリート瓦も、屋根を塗装する時は艶がある塗料で塗ることが基本です。太陽光を直接受けるため、艶がないとすぐ劣化する恐れがあるからです。しかし、アスファルトシングルは塗った塗料を吸い込みやすく、ムラになりやすいです。艶消し塗料を使用することでムラが起きづらく、均一な施工ができます。美観を気にされるのであれば、艶がない塗料での施工がベストかと存じます。
③縁切りの必要性
屋根材と屋根材の間には空気の通り道、湿気を逃がすために隙間があります。屋根塗装の上塗りを行うと塗料によって、その隙間が埋まります。
縁切りとは、カッター等を使用して屋根材と屋根材の隙間を確保する作業になります。隙間がないと、中に湿気が溜まったり、もし雨水が入った場合の抜け道が無くなり、雨漏りに繋がる可能性があります。
ただし、アスファルトシングルの種類によっては不要な物もあります。
見積もりの段階で縁切りが含まれているか、縁切りが必要か必要でないか、塗装業者にしっかりと確認しましょう!
メンテナンスが必要な場合
塗装工事は不要だからと言ってメンテナンスフリーという訳ではありません。
メンテナンスの必要な場合と、その方法をご説明していきます。
①屋根材の剥がれ
アスファルトシングルの特徴で説明した通り、強風・台風等で一部が剥がれるといった症状が瓦やスレート(カラーベストやコロニアルなど)よりも起きやすいです。
剥がれた範囲が小規模で、その下の防水シートに影響がない軽度な状態であれば、シート状のアスファルトシングルは簡単に補修ができます。その剥がれた個所に再度セメント系接着剤やタッカー、釘を使ってアスファルトシングルを接着していくことで部分補修は完了です。
一部が剥がれるといった小規模な状態ではなく大規模な工事が必要な場合は、既存の屋根を剥がさずに行える【カバー工法での工事】
その下の防水シートが破れていたり、屋根の下地まで雨水が入ってしまっていたり等の悪い状態の場合は、既存の屋根材や防水シートを撤去し、再施工する【葺き替え工事】
と、工事の内容が変わっていきます。初めに紹介した部分補修とは大きく金額が変わってしまいますので、ご注意ください。
屋根カバー工法に関する記事はこちら
②釘抜け・板金塗装
屋根の棟が板金の場合は、経年劣化により釘抜けが発生する可能性があります。釘が抜けてしまうと板金の剥がれに繋がる恐れもあります。定期的な点検をすると同時に、問題があれば釘を再度打ち直す等の補修が必要となります。
また、棟や水切り等の板金部分は、経年劣化で表面に錆が出てきてしまうと耐久性が弱くなってしまいます。そこから穴が開けば雨漏りに繋がる恐れもありますので、10~15年単位で板金部分だけでも塗装か交換をオススメします。
新築で施工したお宅ですと10~15年というのは、ちょうど外壁塗装を考えられるタイミングだと思いますので外壁塗装を行う方は、その際に一緒に行えば、足場代の節約にもなるかと思います。
③経年劣化
アスファルトシングルの耐用年数はメーカーによっても違いはありますが、25年~30年程度です。
塗装を行ったとて耐用年数が伸びるものではありません。耐用年数に近づいてきたら、前述に記載した【カバー工法】か【葺き替え工事】で、再度施工を行う事をオススメしております。
カバー工法ですと、使用する屋根材にもよりますが90万~150万(80㎡を目安)程
葺き替え工事ですと、撤去費用も掛かりますので 120万~180万(80㎡を目安)程
の費用になるかと存じます。
せっかく塗装を行っても、メーカー設定の耐用年数が経過したら、カバー工法か葺き替えかの選択で費用が掛かってしまいます。ですから見た目が気にならない限り、または補修しなければいけない箇所が無い限りは、耐用年数が近づいてからの判断でいいと思います。
しかしながら・・・
屋根の上は目が届かないところです。前述したように、台風や強風で知らないうちに一部剥がれている等があるかもしれません。目安としては施工後5年毎に、施工業者などに確認していただく事がベストかと思います。
結局・・・
結局何が言いたいかというと
アスファルトシングルは、定期的な点検で補修個所があるか確認。
耐用年数に近づいたらカバー工法か葺き替えかの選択をオススメします!
って事です!
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