屋根の塗装工事に「縁切り」が必要な理由と施工へのこだわり

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目加田 充規

目加田 充規

工事管理部

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スレート屋根(カラーベスト・コロニアル等)の屋根塗装において重要な「縁切り(えんきり)」「タスペーサー取付」という作業に関して、名古屋市の外壁塗装専門店 東海工芸の目加田が説明と解説をさせていただきます!

屋根塗装をご検討中の方はぜひ最後までお読みください。

縁切りとは?

縁切りとは、スレート屋根(カラーベスト・コロニアル等)の塗装において、必要な工程の一つです。

 

スレート屋根に塗装すると、屋根材と屋根材が重なった部分の隙間を塗料が膜をはって、埋めてしまう恐れがあります。

 

その隙間を埋めてしまうと問題になる事が2あります。

①屋根や棟から侵入した雨水の排出先をふさいでしまう

②湿気や熱の逃げ道をふさいでしまう

①屋根や棟から侵入した雨水の排出先をふさいでしまう

屋根が葺いてあるからといって雨水が中に入らないワケではありません。雨水が入り込んだとしても、屋根の下に敷いてある防水シートが内部へ侵入することを防ぎ、その隙間から外に出るようになっています。塗装工事すると、屋根材と屋根材の隙間を塗膜が埋めてしまうことがあり、雨水が内部にとどまり、屋根下地の腐食から雨漏りとなる可能性があります。

 

②湿気や熱の逃げ道をふさいでしまう

こちらは通気性のことです。塗膜で隙間を埋めてしまうことで、特に夏場や梅雨時期は屋根内部に熱や湿気が溜まってしまいます。その結果、屋根下地や断熱材にも影響を与えることに繋がりかねません。しっかりと通気をとることが不要な劣化を防ぐことに繋がります!

縁切りは必要?不要?

様々な塗装会社さんが経験則に基づいてブログ等で情報を発信しています。その中で、5寸勾配以上や6寸勾配以上は縁切り不要という記事がございます。

 

勾配というのは、いわゆる屋根の角度です。

角度が急になるほど、5寸勾配→5.5寸勾配→6寸勾配→6.5寸勾配というように値が増えていきます。図面に記載されているので、一度ご自宅の図面をご覧ください。(写真の屋根は、6寸以上の急勾配な屋根になります)

勾配が急な屋根は縁切り不要についての東海工芸の見解を述べさせていただきます。

 

勾配が緩やかだろうと、急だろうと、塗装することによって隙間は埋まります。そして、雨が降れば屋根の内側に雨水が入ることもあるため、適切な隙間と通気性を確保することで、屋根の安全性が担保されると考えております。

 

よって、縁切りは必要であるという判断で作業を行っております。

縁切り・タスペーサー

実際にどのような作業なのか事例写真で解説していきます。

縁切り

縁切りの作業は、塗装後に屋根材と屋根材の隙間をふさいだ塗膜を一枚一枚コツコツと切っていく手間のかかる作業です。

▲ 塗装後に縁切り

 

しかし、塗膜も固まってしまうので硬く切りづらかったり、隙間にカッターなどを差し込むので屋根を傷つけたりする懸念点がありました。その懸念点を解消したのが縁切り部材の「タスペーサー」です。

 

タスペーサー

屋根塗装の下塗り後に、タスペーサーを挿入してから、中塗り→上塗りを施工していきます。

▲ 下塗り

▲ タスペーサー挿入

▲ 一定の間隔でタスペーサー設置

タスペーサーを挿入することで、作業効率も上がりますし、屋根を傷つけるリスクも減ります。タスペーサーが入っているかどうかも一目でわかるため、縁切り作業のやり忘れといったことも避けられます。

 

タスペーサー設置後に塗装作業で屋根にのったら屋根が割れていくという記事を見受けました。屋根の材質がアスベストが入っていない、いわゆるノンアスベスト屋根にタスペーサーをおこなった場合のことを言っているのではないかと思います。(代表的な製品はニチハのパミール等)

ノンアスベスト屋根は、ある程度の年数が経過すると、他のスレート屋根より割れやすく、タスペーサーを入れようが入れまいが塗装時に屋根の上にのれば割れる可能性は高いです。塗装しても中から割れていくので塗装には不向きです。弊社では金属屋根でカバーする工事をご提案しています。

 

また、塗膜の効果が切れ撥水性がなくなれば、屋根材自体が雨水を含みます。そうなれば割れるリスクは高まります。

 

スレート屋根はタスペーサーの設置に関係なく、その材質や状態によって割れる可能性というのは常にあり得るということが言えます。

 

通常の屋根材であれば、劣化状況にもよりますが、まれに1、2枚割れることはあります。割れた際は補修をおこなって塗装します。

 

ということで、屋根塗装においてタスペーサーや縁切りをおこないますというのが弊社の考えです。

 

タスペーサーが必要ない屋根というのは、屋根が反ってしまい、屋根材と屋根材の隙間が広がっている場合です。スレート屋根は年数が経つと、雨や太陽にさらされる影響で先端から反ってくる場合がございます。隙間が空きすぎてしまうと、タスペーサーをいれても落ちてきてしまうので、その場合は塗装が終わってから縁切りにて対応しています。

 

予算的には、タスペーサーや縁切りをおこなわない方が安価ですが【屋根を長持ちさせる】【屋根からの雨漏りを防ぐ】ということを考慮して、縁切りやタスペーサーを入れることは必要と考え屋根塗装しております。

結局・・・

結局何が言いたいかというと・・・

 

屋根は普段見ることが出来ない場所です。

だからこそ、しっかりとした工事が屋根の寿命を延ばすことに繋がると考えます!

って事です!

 

 

東海工芸では、工事内容が分かるように施工後に『写真付きの報告書』を提出しています。

ご安心いただけるような工事にこだわっておりますので、塗装工事でお悩みでしたら一度ご相談ください!

 

 

屋根塗装工事における注意点はコチラをご覧ください↓

これだけは知っておきたい!屋根の塗装工事3つのポイント

 

屋根の補修、塗装できないノンアスベスト屋根に関しては↓

スレート屋根の劣化写真と補修方法、塗装できない屋根材「パミール」とは?

 

 

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